鵺
2010/9/22 (Wed.) 05:35:00
~妖怪 腕剥ぎ足剥ぎは語り歌う~
「おしえてやろうか そうしよう」 「どうして どうして おまえを わしが」 「にくんでいるのか そのゆびよこせ」 「わしは きゃつらを すいている」 「すこし がさつで じめじめしてるが ときどき からっかぜのように」 「びゅうびゅうふいて あたまが すずしい たのしい なかなかなのだ」 「わしは すこしでも そばにいたいと おもいつづけた そのあしよこせ」 「さいしょは まねごとしか できなんだが やがてかれらに」 「わしを みとめてもらいたいと おもったのだ」 「そのためならば おおくの にんげんのたましいを しる ひつようがあった」 「にんげんの つくる からくりぶひんは ひとつひとつが ぴかぴかで」 「にんげんの ちしきと かたりぐちは いのふに しみいり」 「にんげんの うたう はなしは まるで きぬいとのよう」 「うらやましいぞ いとしいぞ ひだりてよこせ」 「わしは しょうじん しようと おもい てを すこしでも ぬかぬよう こしらえはじめた」 「なかなかに まだまだで おもうように いかず いらいらで くるしくて くびつりも かんがえた」 「だが にんげんの こころを ときふせるような ものを つくりあげようと ひっしなのだ」 「それは いまも つづいている やっている」 「そこに おまえが やってきた」 「おまえは きゃつらの こしらえたものの うわずみを かっさらう だけでなく」 「あさましい しそうと ろくでもない うでまえで はじも しらずに やってのけおった」 「はじめは ゆるした むしした みまもった」 「だが おまえは こりずに せいちょうもせず せっそうもなく まるでさけをかっくらった あほうのように」 「じぶんは わるくないと のたまい わしの めのまえで おどりくるいよった みぎうでよこせ」 「なぜ おまえは きゃつらのように ちしきを しらぬ」 「なぜ おまえは きゃつらのように しそうを もとめぬ」 「なぜ おまえは きゃつらのように しょうじん せぬ」 「なんという ぶれいな やつだ にんげん の かざかみにも おけぬ しれもの め」 「もう ゆるしはせんぞ わしは おまえの ごぞうろっぷを こえだめに しずめてくれるわ」 「この いもむしめ いもむしめ きたない しるを まきちらしおって そのくびよこせ」
Re:我ならなくに
ぬ
2010/9/22 (Wed.) 16:02:47
良く働くハチは20% 普通に働くハチは60% 全然働かないハチは20%
これで円が出来あがっている
この、良く働くハチだけを集めた集団を作っても、同じように20、60、20に分かれるのだ
全然働かない「にんげん」を殺しても意味は無い
また新たに『人間』が生まれるばかり
にんげんは人間であってにんげんではない
ニンゲンは人間であってニンゲンではない
彼らは、にんげんであるからといって、ニンゲンでないとは限らない
同じように、ニンゲンであるからといって、にんげんでないとは限らない
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