捏造クリスタル+

[479] 金魚王国物語(日曜朝7:00~7:30)

2010/10/31 (Sun.) 22:06:40
(一部、または全部の原作ファンに不快な思いをさせてしまう恐れがあることをあらかじめ表記します
設定が大幅に変わるパロディも許容できる人のみ閲覧してください)


ミカゼちゃんが料理を食べてくれないのは
自分の料理の腕のせいだと自分を責めるお母さん

彼女は未熟な腕を鍛え、ミカゼちゃんにおいしい料理を食べさせるべく、修業の旅へ出るのであった

一方ミカゼちゃんは、怪しげな組織から配達された新製品、「完全人工食品『カラダニワルイモノハイッテールEX』」を摂取し続けていた

あるとき彼女は、自然に良かれと思って自分が摂取していた食品を作っている会社は、実は自然を脅かしていると知って愕然とする。

しかし、すでに彼女はこの会社による「お肉お魚野菜たべなくてもよくなる手術」を受けてしまった後だったのだ・・・!

実験手術第一号である彼女は、手術に関するデータを盗み出し、この会社の手先である「お肉お魚野菜食べなくてもいい人間」たちと戦う決意をするのだった

お父さんは、仕事に関する情報を管理していると、偶然ミカゼ家に関連する、重大な「ある事」を発見してしまう

そのことによって彼は命を狙われることに。現在逃走中。


第一話 涙で明日が見えない

つずく

[478]


[477] 守田でらくがき

にいつ けんたろう 2010/10/15 (Fri.) 02:36:16
守田「だ…だれだおめーっ?!!」
守田EX「フッフッフ…私は第24775番世界から来た守田EXさ…」
守田「な、なんだってー?!」
守田EX「この地上に守田は二人もいらない…どちらが最強の守田か決めようではないかっ!!!」

[476] ifの会話

にーつ けんたろう 2010/10/9 (Sat.) 01:52:40
『ifの会話』
ミカゼ「ねえ、お母さん何してるの?」
オカアサン「アジを三枚に下ろしてるのよ。包丁使ってるから離れててね」
ミカゼ「………」
オカアサン「あら、どうしたのかしら?」
ミカゼ「おさかなさん…とっても痛そうだよ…」
オカアサン「そうね、とっても痛そうね」
ミカゼ「なんでそんなふうにしちゃうの…?」
オカアサン「んー…食べるためだから。そのままじゃ食べにくいからね」
ミカゼ「なんで食べなきゃいけないの?かわいそうだよ…」
オカアサン「そうね、残酷よね」
ミカゼ「ざんこくって?」
オカアサン「ひどい事って意味よ」
ミカゼ「ねぇ、おかあさん…やめようよ、かわいそうだよ…」
オカアサン「でも、食べなきゃお腹が空いちゃうわよ?」
ミカゼ「いい…わたし食べない」
オカアサン「…うーん…じゃあミカゼはどうするのかしら?」
ミカゼ「えと…ん…うん…ええと…わかんない」
オカアサン「みんな、こんな風に料理しないと食べるものが無くなっちゃうけどいいのかな?」
ミカゼ「うん…でも…」
オカアサン「…あのね…わたしはね、ミカゼがとっても優しい子だと思っているの。
    ちゃんと相手や色んな動物の気持ちをわかろうとするし、考えてあげている。
    それはとっても大切な事なの」
ミカゼ「…」
オカアサン「それでね、お父さんもお母さんも同じようにミカゼの事を考えてるの。
    一緒にどんな事をしようか、何が貴方のためになるのか…いろいろね。
    もっとあそこでこんな事をしてあげればよかった、って事もいっぱいあるなぁ」
ミカゼ「ふーん…それで?」
オカアサン「もし……ミカゼが病気になって死んじゃったら、お母さんは頭がおかしくなっちゃうわ。
    一緒に色んな事をして、楽しんで笑って、それでミカゼが元気でいられる事が一番なの。
    このままごはんを食べなくなったらミカゼはお腹空きすぎて死んじゃうでしょ?
    お母さん、そんなのは嫌だなあ」
ミカゼ「…どうしてもたべなくちゃ生きていけないの?食べなくても平気になったらいいでしょ?」
オカアサン「もしそうなったらどうする?」
ミカゼ「食べないっ」
オカアサン「そう、それもそうね。でも、今ミカゼはそんな事したらどうなるかわかるかな?」
ミカゼ「でも…だって…」
オカアサン「…ミカゼの言うとおり、これはかわいそうな事なの。でも生きていくためには仕方が無いの」
ミカゼ「…」
オカアサン「生きるって、他の生き物を食べなくちゃできない事なの。だから、生きる事はとても辛いことなのよ。
    でも、……死んでしまうよりはずっとマシよ」
ミカゼ「…」
オカアサン「だからね…ちゃんと丁寧に食べてあげるの。ごめんなさい、ありがとうって」
ミカゼ「……」

[475] 妖怪「千切り鬼」のお話

にーつ けんたろう 2010/9/24 (Fri.) 03:50:09
─日本のとある地方に「千切り鬼」という妖怪が伝わっている。
またの名を「腕剥ぎ足剥ぎ」というこの妖怪は、
姿は黒い毛で覆われた猿(ましら)のようで、どこからともなく現れては
怠け者や手抜きをした職人の腕や足を怪力で引き千切っていくという、
なんとも生々しく、恐ろしい妖怪である。
古い時代にはこうした恐怖の対象として、多くの人々に妖怪の存在が信じられてきた。
では、彼ら妖怪達はいったいどこから来たのだろうか?
こうした伝承の元の多くは、疫病であったり自然現象であったりで、
自然界に対する人間の畏怖から来る空想の産物である場合が多い。
また、妖怪毎に伝承の原点は色々と異なり、人々の噂話が元で生まれた
という説も多く存在している。いわば、生活の中心に根付いた妖怪だ。
この「千切り鬼」もそんなふうに、噂から生まれた妖怪である。
その噂の原点に関しては様々な諸説があるが、
その中で最も信憑性のある説をここで紹介しよう。
(一部ショッキングな表現のある話なので、読者の方々には注意して頂きたい)

それは江戸時代の元禄。この地方の街では五指に入る刀匠の名門、
藤代家があった。とりわけ槍や薙刀の刃を打たせれば右に出るものは無いという。
この家には多くの弟子がいるのだが、そこに一人の問題児がいた。
名も無きその若い男は、師の目を盗んでは日陰でのんびりとしたり、
虫を捕まえては足や羽をむしり集めるという奇行を持っており、
時には一家の一人娘に咎められたりもした。
ある日、いつものように男は怠けていた。
そこへ、一家の娘がこちらに近づいてきたので隠れる事にした。
娘から逃れた男は、そこで珍しい虫を見つけた。
その虫を捕まえようと追いかけるうちに、蔵の中へと入ってしまった。
荷物の隙間に入り込んだその虫を捕ろうと男が腕を伸ばしたその時、
恐らく、無理に体重を掛けたせいか、近くの重い荷物が「どどぅ」と音を立てて
男の利き腕の上に落ちてきてしまったのだ。
…しばらくして仲間の一人が見つけた時には、男は血溜まりの中で息も絶え絶えに、
その腕は皮一枚で繋がっていただけだったという。
やがて駆けつけた医者の手により一命は取り留めたものの、男の利き腕は戻らなかったそうだ。
この話が医者から噂として広がり始め、「仕事を怠けていたせいで腕を失った」とその形を変えていった。
また、この地方の街には他にも鍛冶屋が多く存在して、互いにしのぎを削っていたという。
刀鍛冶に限らず、危険な仕事には怪我はつき物である。そんな時代背景が
この噂に尾ひれを加えていき、最後には「怠けると鬼が腕を取りに来る」という話になった…。

この地方では今でも、親が怠けた子供を叱る際に「鬼が腕を取りに来るよ!」といって
脅かして急き立てるという。読者にも、似たような覚えはないだろうか?
私もこれと似たような形で叱られ、夏休みの宿題を泣いたり怯えたりしつつ仕上げたものだ。
(最も、それより怖かったのは鬼の形相の母親であったが)
尚、場所によっては引き千切っていく部分が違い、それが足であったり、指や舌、
時には頭であったりと同じ地方の中でもバラバラである。
いずれも身体の欠損をイメージしたもので、怠けた仕事にはそういった怪我の恐れがあると
教えてくれる妖怪でもある。たいへん身近なところに潜む鬼なのだ。

昨今の日本において、今も不注意や手抜きからくる痛ましい事故の話が後を絶たない。
そうした事故で親から貰った身体を粗末にしないよう、私達はこの妖怪を通して
学んでいったほうがよいのではないだろうか?─

~とある日本民俗学者の著作「日本妖怪 伝承巡りの旅」より抜粋~

[473] イ・マ・ジ・ン

2010/9/24 (Fri.) 01:05:24
「本当に、天国があった方がいいと思うかい?」

「うん、まぁ・・・」

「天国がなかったら、この世がとても素敵な場所になるとしても?」

「え?」

「人々はみんな天国に行きたがるよね。
でも、なまじ天国なんかあるから、人は希望を持ってしまう。
天国のせいで、わたしたちはみんな鼻先にニンジンをぶらさげられた馬みたいに走り続けけなけりゃいけない・・・。

もし天国がなかったら、
世界がこの世と地獄だけでできていたら、今生きてるこの世がどれほど素敵な場所か、考えてごらん・・・

ほら、天国がないほうが良いかもしれないって考えられない?」

「・・・コナツは天国に行きたくないの?」

「・・・わたしは、天国に行ったところで何も変わらないと思うな・・・
どうせ、次の天国を探したくなるだけなんだから・・・・・・」

[472] メイド・イン・天国

2010/9/22 (Wed.) 23:49:25
わたしは鉛筆で様々な絵を描くことができます
わたしは電話で遠くの人と話すことができます
わたしは車で色々な場所へいくことができます


わたしの腕や足や、様々な部分は、訓練によって道具と融合し、一体化しています
だからわたしはなんでも出来るようになりました


おや、わたしの手足である道具はどこにいったのでしょう?
手足はあるけれど、道具がないならば手足でないのと同じです

わたしはなんでもできるのに、
けれど、ああ、なにも出来ないだなんて、一体どうした事だろう?


…ああ、ああ!なんてこと!
助けを呼ぶ事すらできないだなんて!

[471] 我ならなくに なるなれど されど成りとて 成り足らん


2010/9/22 (Wed.) 05:35:00
~妖怪 腕剥ぎ足剥ぎは語り歌う~

「おしえてやろうか そうしよう」
「どうして どうして おまえを わしが」
「にくんでいるのか  そのゆびよこせ」
「わしは きゃつらを すいている」
「すこし がさつで じめじめしてるが ときどき からっかぜのように」
「びゅうびゅうふいて あたまが すずしい たのしい なかなかなのだ」
「わしは すこしでも そばにいたいと おもいつづけた  そのあしよこせ」
「さいしょは まねごとしか できなんだが やがてかれらに」
「わしを みとめてもらいたいと おもったのだ」
「そのためならば おおくの にんげんのたましいを しる ひつようがあった」
「にんげんの つくる からくりぶひんは ひとつひとつが ぴかぴかで」
「にんげんの ちしきと かたりぐちは いのふに しみいり」
「にんげんの うたう はなしは まるで きぬいとのよう」
「うらやましいぞ いとしいぞ  ひだりてよこせ」
「わしは しょうじん しようと おもい てを すこしでも ぬかぬよう こしらえはじめた」
「なかなかに まだまだで おもうように いかず いらいらで くるしくて くびつりも かんがえた」
「だが にんげんの こころを ときふせるような ものを つくりあげようと ひっしなのだ」
「それは いまも つづいている やっている」
「そこに おまえが やってきた」
「おまえは きゃつらの こしらえたものの うわずみを かっさらう だけでなく」
「あさましい しそうと ろくでもない うでまえで はじも しらずに やってのけおった」
「はじめは ゆるした むしした みまもった」
「だが おまえは こりずに せいちょうもせず せっそうもなく まるでさけをかっくらった あほうのように」
「じぶんは わるくないと のたまい わしの めのまえで おどりくるいよった  みぎうでよこせ」
「なぜ おまえは きゃつらのように ちしきを しらぬ」
「なぜ おまえは きゃつらのように しそうを もとめぬ」
「なぜ おまえは きゃつらのように しょうじん せぬ」
「なんという ぶれいな やつだ にんげん の かざかみにも おけぬ しれもの め」
「もう ゆるしはせんぞ わしは おまえの ごぞうろっぷを こえだめに しずめてくれるわ」
「この いもむしめ いもむしめ きたない しるを まきちらしおって  そのくびよこせ」

Re:我ならなくに
2010/9/22 (Wed.) 16:02:47
良く働くハチは20%
普通に働くハチは60%
全然働かないハチは20%

これで円が出来あがっている

この、良く働くハチだけを集めた集団を作っても、同じように20、60、20に分かれるのだ

全然働かない「にんげん」を殺しても意味は無い

また新たに『人間』が生まれるばかり



にんげんは人間であってにんげんではない

ニンゲンは人間であってニンゲンではない

彼らは、にんげんであるからといって、ニンゲンでないとは限らない

同じように、ニンゲンであるからといって、にんげんでないとは限らない


[470] 天国のパイ投げ

2010/9/21 (Tue.) 12:07:16
みんな椅子に座りたがって争っている

足が折れかかっているのを、分かっていながらの奪い合いだ

座ったら折れるのを、皆理解しているのに、座る奴らが許せないのだ

今や拮抗状態 誰もが身動きできないがんじがらめだ もはやなにも出来ない 抜け出すことすら

さて、あなたならどうすべきだったと思う?


私は・・・私は椅子を見張ってる暇があったら、みんなが座れるベンチでも作るべきだったと思うな

まぁそのベンチも、そこには腐った材料しかないから足が折れかけなんだけどね

 
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